いざ体験レッスンへ
家の近所に、「心のヨガ」としてヨガ哲学のワークショップを開催しているスタジオをみつけました。
現在はワークショップはお休み中だとのことでしたが、
今後不定期に開催するかもしれないとのことでしたので
そのうち、ヨガ哲学も本格的に学べたらいいな。
そんな軽い気持ちで
まずはひとまず、「ポーズ」(アーサナ)の体験レッスンに行ってみることにしました。
この時はまだ、アーサナというものがなんなのか、
ヨガとはどんなものなのか、まったくわからないまっさらな状態でした。
体験レッスン当日。
午前中からのレッスンでした。
私を入れて6人ほどの、少人数のクラスでした。
先生は30代くらいだろうか?
お若そうだけど、とても落ち着いていて、芯がしっかりとありそうな、
そのまなざしはどこか達観されているような
独特なオーラを放たれている
とても印象的な先生でした。
はじめて呼吸を「観察」した
レッスンがスタートしました。
まずは自分の呼吸をしっかりみつめる練習からはじまりました。
「今、自分がどんな呼吸をしているのか?
呼吸の速さや深さ、強さはどうか?
身体はどのような状態か?
じっくりと、しっかりと、観察しましょう。」
そう先生はおっしゃいました。
この時間が、私にとってはとても新鮮で、衝撃的で
かつ一番むずかしい時間でした。
まず日ごろから、こんな風に
”呼吸”のことをじっくりと観察したりなどしません。
それどころか、当時の靴修理業では、
精密な作業をしているときは
無意識に息を止めてしまっていることもよくありました。
呼吸のことなんて、すっかり忘れていたけれど
私が呼吸を忘れても、呼吸は私を忘れなかったのだな。
そんなことをぼんやり考えていました。
吸ってお腹膨らんで、吐いてお腹ぺたんこになる?!
呼吸を観察していて、私の呼吸は
浅くて早くて、短いのだと気づきました。
「もっと深く呼吸をしなきゃ」
と考えてたくさん吸ってみるのですが
苦しくなって、かえって呼吸が速くなったり
ただ呼吸をするだけなのに
なんだかとてもむずかしいことをしているような気になってきます。
その上、先生は
「吸ってお腹ふくらんで
吐いてお腹ぺたんこになっていきます」
と何度も言うのですが
これがなかなかできないのです。
いわゆる腹式呼吸というものなのですが
私は中学生のとき、吹奏楽部に入っていて
腹式呼吸についてはみっちりと練習をさせられたので
それなりに腹式呼吸ができていると勝手に思い込んでいたのです。
しかし、卒業してから30年ほど経過し
私のお腹はすっかり吸ってもはいても動かなくなっていました。
吸ってもお腹がふくらまないなぁ
あれ、はいてふくらむんだっけ?
吸ってぺたんこ?
どっちだっけ?
と途中でわからなくなったり
もう混乱していました。
呼吸ってこんなに奥が深いのか。
呼吸ひとつ、こんなに丁寧にやるのか。
そんなことを考えていました。
見ているだけで癒される、先生の動き
呼吸の観察のあとは、ウォーミングアップ的な動きから
座位のポーズ、四つ這いのポーズと続き、
最後に立ちポーズと
バランスよくレッスンが進んでいきました。
特に印象的だったのは
〝先生の動きがとても美しい”
ということ。
しなやかで、軽く、ダイナミックで
まるでネコの体のよう。
先生の動きを見ているだけで
なんだか癒されて、心が軽くなっていくような
そんな不思議な感覚がありました。
