生きるエネルギーを失ってゆく日々
当時の私は正社員で、毎日朝9時から夜の22時近くまで働いていました。
それでも仕事が終わらず、帰りが終電になったり、乗り過ごしてホテルに泊まることもありました。
接客業+肉体労働+頭脳労働のようなハードさで、職場の立地も都心の一等地にあったため
1日中多くの人と関わります。
入社3年目で、役職にもついていましたので、会社からの要求も多くなってきていました。
家に帰るとクタクタで、何もする気にもなれず、服を着たまま布団に倒れ込むこともよくありました。
休みの日は全力で休息にあてて終わり。趣味や余暇を楽しむ余裕などありません。
その貴重な休みに休日出勤をすることもよくありました。
仕事中は忙しくて食事もろくにとれないことが多かったため
食欲がバグを起こしてしまい、食事に対する異常な執着がおきていたのと
ストレスによる暴飲暴食が加速して、
仕事帰りによくステーキ屋さんでステーキのセットとフライドポテト山盛りを注文したり
夜寝る直前にアイスクリームやチョコレート、ポテトチップスなどのジャンクフードを日常的に食べていました。
(アーユルヴェーダの観点で今みると、ヴァータ体質の私にとって
この不規則で過激な食生活がどれだけ体に負担をかけていたか、今ならわかります。涙)
時々、いつまでこの生活を続けられるのだろう?と途方に暮れることもありました。
仕事は充実しているけれど、私生活が完全に犠牲になっている。
なんだか、生きるエネルギーをお金と引き換えに失っているような感覚でした。
元々体力が強靭なわけではないし
いつか限界が来るのではないか・・
将来のことをじっくり考えたいけれど、
今日、目の前の日常をこなすことに精一杯で
先のことを考えるエネルギーが残っていないのです。
そうこうしているうちにまた朝が来て、仕事に行って、疲れて帰って眠りこけて、
どんどん毎日が過ぎていきました。
自分とむきあう時間なんてありませんでした。