ヨガをはじめるまで②


生きるエネルギーを失ってゆく日々

当時の私は正社員で、毎日朝9時から夜の22時近くまで働いていました。

それでも仕事が終わらず、帰りが終電になったり、乗り過ごしてホテルに泊まることもありました。

接客業+肉体労働+頭脳労働のようなハードさで、職場の立地も都心の一等地にあったため

1日中多くの人と関わります。

入社3年目で、役職にもついていましたので、会社からの要求も多くなってきていました。

家に帰るとクタクタで、何もする気にもなれず、服を着たまま布団に倒れ込むこともよくありました。

休みの日は全力で休息にあてて終わり。趣味や余暇を楽しむ余裕などありません。

その貴重な休みに休日出勤をすることもよくありました。

仕事中は忙しくて食事もろくにとれないことが多かったため

食欲がバグを起こしてしまい、食事に対する異常な執着がおきていたのと

ストレスによる暴飲暴食が加速して、

仕事帰りによくステーキ屋さんでステーキのセットとフライドポテト山盛りを注文したり

夜寝る直前にアイスクリームやチョコレート、ポテトチップスなどのジャンクフードを日常的に食べていました。

(アーユルヴェーダの観点で今みると、ヴァータ体質の私にとって

この不規則で過激な食生活がどれだけ体に負担をかけていたか、今ならわかります。涙)

時々、いつまでこの生活を続けられるのだろう?と途方に暮れることもありました。

仕事は充実しているけれど、私生活が完全に犠牲になっている。

なんだか、生きるエネルギーをお金と引き換えに失っているような感覚でした。

元々体力が強靭なわけではないし

いつか限界が来るのではないか・・

将来のことをじっくり考えたいけれど、

今日、目の前の日常をこなすことに精一杯で

先のことを考えるエネルギーが残っていないのです。

そうこうしているうちにまた朝が来て、仕事に行って、疲れて帰って眠りこけて、

どんどん毎日が過ぎていきました。

自分とむきあう時間なんてありませんでした。

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